「不妊治療最先端プレミアム勉強会」に参加しました。
掲載日:2016.12.11
11月末、神戸で開催された
「不妊治療最先端プレミアム勉強会」に参加しました。
講師は「英ウイメンズクリニック」の副院長「松本由紀子先生」でした。
松本先生の勉強会で学んだお話を一部ご紹介いたしまします。
●Q1
45歳以上の高齢でFSHが高い方で、採卵する場合と、
採卵をあきらめる場合がありますが、何を指標にされていますか?
●松本先生の回答
「基本的には採卵するか、しないか患者様自身の希望ですが、
採卵するための卵胞が育たたない
急に卵胞が育つことがあるからです。」
誘発剤をかけても卵胞が見えなかったってがっかりする事がありますよね。
でも松本先生はこのような回答でしたので、
やっぱり続けて様子見た方が良いのかなと思いました。
●Q2
28歳で早発閉経と言われました。
FSH93.74 LH38,24 AMH00.0
卵巣も委縮して子宮も小さいと言われました。
今後の治療方針として、どのように取り組んでいくと良いでしょうか?
●松本先生の回答
「原因不明のPOFの場合、カウフマン療法を1年ぐらい続けていくと、
突然卵胞が育つことがあ
希望あるお答えで嬉しくなりました。
早発閉経でもいろいろのケースがあるでしょうが、
最先端生殖医療に期待したいですし、
また漢方薬で身体づくりしていくのも良いでしょう。
●Q3
40歳以上で採卵されるときのFSHの基準と排卵誘発の選び方を教えてください。
●松本先生の回答
「生理周期3日目(D3)から5日目(D5)のFSHを図りまして、
FSH10ぐらいまでは誘発剤OK。
AMHが低くてFSHが高い方は、低刺激法。
D3〜D5の血液検査でFSH15以上は、誘発剤に対
AMHが低くてFSHは正常でも、低刺激法をします。
FSHを毎月測ってFSHが
変性卵、空卵であっても卵胞発育が出来るという事、
卵
続けて治療していくと
漢方薬が効いている場合もありますよ。」
松本先生も漢方薬を推薦してくれたコメントでした。
●Q4
FSH15以上の場合 卵子の質はどうですか?
●松本先生の回答
「FSHが15以上は排卵誘発剤が効きにくいですが、
採卵まで持っていけたら採卵した卵子
D3の卵胞の状況、血液検査の状態をみて、誘発剤をい
誘発剤の投与を工夫して採卵に繋げます。
6ヶ月採れない人でFSHが高くて、D3で卵胞が見れない人などは、
エス
そこから誘発剤をかけると採卵につながることがあります。」
FSHが高めの方、安心してくださいね。
FSHを下げる為のホルモン剤や漢方薬を利用して良い採卵へ持っていきましょうね。
●Q5
採卵がD8またはそれ以下の日にちで採卵する場合がありますが、卵子の質はどうですか?
●松本先生の回答
「そういうう場合の採卵でも卵子のクオリティーは変わりません。
凍結して移植に持っていけ
なんという良い情報でした。採卵した日が早すぎた!なんて心配する方がおられます。
先生
まだまだたくさんの事を教えていただきました。とても有意義な勉強会でした。
それら学んだことを追って書いていきますね。
勉強会終了後、松本先生とツーショットです。
松本由紀子先生は、最新号「ジネコ」Winter vol.32で、
「40代の不妊治療」というタイトルでインタビュー記事が載っています。
勉強会のお部屋には、「山茶花」が
まるでクリススツリーを思わせるような感じに
参加されていた中国の方が山茶花の花言葉を教えてくれました。
山茶花の花言葉は「困難に打ち勝つ」「難しい時団結する心」とのこと。
妊活一緒にがんばりましょう!!応援します。サポートさせていただきます。