2017年4月ミネサキ中医薬勉強会
掲載日:2017.04.16
2017年4月ミネサキ中医薬勉強会でした。
テーマ:中国漢方による不妊の体質改善について
講師 :中医師 韓 小霞先生
1)不妊の原因をまず見つけましょう。
妊娠をなかなかしない時は、女性側だけが悩んでいるケースが少なくないですね。
パートナーの男性に問題はないですか? 男性の協力度はどうですか?
不妊の原因は女性と男性と半々であることをパートナーにも理解してもらって、
二人一緒に取り組んでいきましょうね。
2)女性に原因がある場合
基礎体温表をつけましょう。
・周期が28〜30日で毎月リズムが整っていますか?
・低温期、高温期と二層に分かれていますか?
・また、卵管が通っているか?
・ホルモンの数値が良いか、卵巣、子宮の状態が正常か
など、やはり病院での検査も必要でしょう。
中医学の考え方として、妊娠しやすい体つくりには、
子宮や卵巣を温度を適正に保ち、血流を良くすることが基本です。
そうすることで良い卵ができて、子宮内膜もふかふかになり着床しやすくなります。
身体を冷やすことは禁物。
血液が冷えて流れが悪くなり、固まりやすくなります。
3)男性の原因がある場合
ストレス社会で頑張っている男性は、体力、気力を消耗しやすいです。
またお酒やタバコの習慣、脂ものの取り過ぎなど食生活の問題、
最近指摘される環境ホルモンの影響などで、
精子の数の減少、機能の低下などがあります。
なかなか妊娠しない時には、やはり男性も精子の検査をお勧めします。
中医学の考え方として「精子は熱に弱い」と考えます。
特に「アルコール」「熱いお風呂」は
また、デスクワークでずっと座りっぱなしなどや
ストレス・肩こり・腰痛など血流が悪いのも、精子の質を下げます。
胃腸が弱い、食が細い、下痢しやすい男性の精子も質が良くないです。
<女性にお勧めの漢方薬とサプリメント>
★婦宝当帰膠/ふほうとうきこう
★参茸補血丸/さんじょうほけつがん
★亀鹿仙/きろくせん
<男性にお勧めの漢方薬とサプリメント>
★参馬補腎丸/じんばほじんがん
★イーパオ
★海精宝/かいせいほう
体質に合った漢方薬やサプリメントを飲んで、
ご夫婦で一緒に、整えられることをおすすめいたします。