勉強会Prat2
掲載日：2009.10.16
★☆★ 私たちミネサキ中医学研究会は本格的中国漢方医学を学んでます。★☆★
ミネサキの薬品部スタッフは中国医師より本物、本格的な中国医学(中医学）を勉強しております。
中国医学では「四診」という診断法があります。
「問診」・・・・現在の症状、病歴など詳しく聞きます。
「望診」・・・・顔色、目、唇、舌 肌の色、髪など細かくチェックします。
「聞診」・・・声色、話す声のトーン、咳の音、呼吸音などよく確認します。
「切診」・・・・脈やお腹を触って診断する。これはクスリ屋では出来ません。
こうしてお一人お一人に合った漢方薬をお選びしています。
◆◇今月のミネサキ中医学漢方研究会◆◇
講師：韓 小露先生
テーマ：妊娠力を高める中医学
どうして妊娠しないのでしょうか？
一人で悩まないで一緒に考えましょうね。
（１）妊娠しにくい体質改善漢方（先日書きました。）
（２）妊娠しにくい人のホルモンバランスを整える。
◆生理不順を治しましょう。
生理が早すぎる、、生理が遅すぎる、、生理が不規則、何か月に１回しかない、生理期間が長すぎる、生理期間が短すぎる、生理の量が少なすぎる、多すぎる。
生理を起こすのは脳の「視床下部」→「下垂体」→「卵巣」などの器官と、これから分泌されるホルモンがうまく連絡し合って一連のシステムをつくっているからです。この生理システムのどこかの異常が生理不順を引き起こします。
つまりホルモン分泌がスムーズではないという事で、、排卵が早すぎ、遅すぎ、子宮内膜の状態が悪いなど、「妊娠」するには悪影響が出てくるのです。
＊生理不順を治す漢方薬
気血を補いホルモンの分泌を良くする良くするような漢方。
「補腎薬」「補気補血」「活血薬」
婦宝当帰膠、参茸補血丸、芎帰調血飲第一加減、冠元顆粒
◆生理痛を治しましょう。
多くの人が生理中は下腹部や腰や頭痛やだるさなど不快症状があります。
ただ、鎮痛剤飲まないと我慢できない生理痛は何らかの原因があります。子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症、卵巣腫瘍、その他骨盤内うっ血、などの原因があります。病院でCT検査をして痛みの原因が何かを調べましょう。
生理痛にはその他、子宮後屈によるもの、心理的なもの、骨盤内長期うっ血するテーラー症候群などでも起こることがあります。毎回生理痛がひどいと思っていたら、まず病院で診察してもらい原因をはっきりすることは大切です。赤ちゃんが欲しいと思ったらまずは「痛み」の原因を探り治療しつつ、良い卵胞をつくり、良い子宮内膜の環境を整えることが大切だからです。
＊漢方は痛みは「瘀血」ととらえます。
「不通則痛」つまり血流が良くないと痛むということで「活血」の漢方薬を使います。
