今までのダイエット間違ってない?
掲載日:2009.10.15
「モデルのように細くスラリと美しくなりたーい」と願うは女性の本心。
と同時に、肥満は生活習慣病、メタボリックシンドロームの一番の悪原因だから、今「健康のため痩せなくては」という希望の方がとても増えてますよね。 「いろいろのダイエット法でもなかなか痩せない」「食べないけど体重が増えてしまう」「見た目そうでもないのに体脂肪が多い」「ダイエットしたら生理不順になった」「ダイエットしたら逆にリバウンドで前の体重より増えた」などなど、こんな経験やお悩みありませんか?
答えは、自分に合ってないダイエットだからです。 体質に合わないダイエットでは、疲れや、だるさや、生理不順になったり、それがストレスになっ逆効果となるのです。
無理なく「太らない体質」に改善するのが 中医学ダイエットです。
中医学ダイエットの基本は「体質」です。
自分の体質が分かれば「太った原因」も分かるし、「太った原因」が分かれば、その人に合った「痩せる方法」もおのずと決まり「太らない体質へ改造」となるわけです。
中医学ダイエットは 中医学と最新のホリスティック栄養学の考え方を取り入れた方法です。
一人一人の体質に合わせた漢方薬や、またその人の心身の健康状態やライフスタイルなどを考え食事プランから栄養補助食品までトータルに提案します。
「太りやすい体質」と「太らない体質」はなぜ?
中医学はダイエットは「気・血・水」のバランスがとれているのを「太らない体質」と考えます。
「気」はエネルギー。「気」不足は基礎代謝低下。筋肉付かず、燃えない太りやすい体質に。
「血」が滞ると「お血」となり、中性脂肪、コレステロールなど溜め込みやすい。「水」が貯まると体重く代謝能力ダウンし、むくみの原因となります。
この「気・血・水」バランスこそが「太らない体質」のキーワード。しかも美しく健康で引き締まった身体になるためのポイントです。
まずは自分の体質を知ることから!
気虚(ききょ)
- 下半身が太っている
- 口、おしりが下がっていて、太ももの境なし
- あまり食べないのに太る
- 疲れやすい、体力が無い
- 口、下腹がぽっこりでている
- 体重のわりには 体脂肪が多い。
- 運動が苦手
- 風邪引きやすい
- 腸が弱く下痢がち
- お腹に力が入らず便秘気味
- 肌にシワやたるみができやすい
- 舌が大きく両側に歯がたがついている
- 生理が止まったり不正出血することある
- 色薄い赤色
気滞(きたい)
- 体重の増減がはげしい。(平気で10キロぐらい体重変動する。)
- お腹中心に全体的に太っている。
- 体が張ったり、膨らんだように太っている。
- むくみが起こりやすい。
- ストレスが多い。
- 気分のむらがある。
- 思い込みが激しい
- 忙しさや気分にむらがある。
- タバコ、コーヒーお酒など刺激物がけっこう好き。
- 舌の周り先端の赤み強い。
- 生理前にイライラしたり、落ち込んだりする
湿熱(しつねつ)
- 全体的に太っている
- がっちりした体型で、固太り
- 胸厚く、腕も太い
- 体重が多く、体脂肪率も高い
- のぼせやすく、暑がりで汗かき
- ニキビや吹き出物などはだのトラブル多い
- 便がすっきり出ない
- ダイエットしてもリバウンドしやすい
- 黄色の苔が厚く付いている
- 舌厚ぼったい
- 生理周期が早まりやすい
お血(おけつ)
- 背中や腕など上半身にいたるまで全体に太い。
- 見た目余地たいじゅうがある
- 30代から太りだした。
- 脂肪肝など内臓に脂肪が付く
- 肌のくすみ、しみ、そばかすが 多い。
- 頭痛。肩凝りに悩まされる
- 生理前お腹がふくらむ
- 口、舌の色が紫色になっている
体質決まったら「太らない体質」改造へ進みましょう。
気虚(あんまり食べないのに太る)
あんまり食べないのに太るのは 「気」の働きが弱いからです。
「気」が弱いので 体力、気力、筋力もよわく、新陳代謝が弱く、体脂肪がなかなか燃えにくいから。
おしりが下がり、下腹が出るのも筋力の弱り。どんどんたるんでしまう。
気虚の成功ダイエット
- 「気」を増す漢方薬があります。
- 「気」を増やすため、睡眠は大切。
- 「気」を増やすため、温める食べ物を。
- 「気」を増やすため、軽い運動を。(激しい運動は益々「気」を消耗します。)
気滞(ストレス持ちで体重増減激しい)
食事が不規則になりがち。食欲も食べる量にムラがある。拒食と過食になりがち。
ストレスのため、精神不安定。「気」の流れがわるくなり、代謝がストップ状態。 身体が詰ったり、張ったり膨らんだように感じたり、むくみが起きたりします。
精神的にも不安定で、過激なダイエットをしたりその反動で過食したり。
気滞の成功ダイエット
何よりストレスをためないよう、気分転換をしたり、気持ちを切り替えたり。食べない過激ダイエットは 我慢の連続でストレスになる。
「気滞」を改善する漢方薬を利用する。
低カロリー食を利用し、食べないストレスから食べながら楽しく痩せるダイエット法に変えてみましょう。
湿熱(食欲旺盛でがっちりタイプ)
とにかくよく食べる。油っこいもの、甘いもの、刺激もの大好き。とてもエネルギーに溢れていますが、身体も内臓も熱く、興奮しやすい。「熱」がこもってます。
さらに、熱いので冷たい水物をがんがん飲むので、余計な水「湿」も溜まるのです。
食生活の乱れから余計なものが溜まり、代謝もわるくなり、太ってしまったのです。
湿熱の成功ダイエット
「湿熱」をとり除く漢方薬で身体をすっかりデトックス。食事を考えて、油っこいもの、甘いもの 辛いものを減らす努力を。
食べ過ぎにならないよう注意。体内の「湿熱」を取るのに 運動をお勧め。体内に溜まったものを発散デトックス
お血(内臓肥満型・見た目より内脂肪高い)
食事を減らしても体重減少の効果が少ない、それは「お血」があるからです。
「お血」とは血液がどろどろ粘っている状態。コレステロールや中性脂肪が多くなり、内臓脂肪が多くなります。30代頃から「お血」が溜まりやすくなるので、この頃から太りやすくなるのです。
又、ホルモン低下も「お血」につながり、中年になると太りやすくなるのはこのためです。
「お血」タイプの成功ダイエット
「お血」になるのは、疲れ、冷え、ストレスなどが原因です。生活スタイルを見直して身体冷やし過ぎないように、疲れすぎないように、適当なストレス解消を。
食べ物も、血の巡りを良くする食材を。にんにく、セロリ。脂っこいものや冷たいものは控えましょう。
「お血」に良い漢方薬を利用して、血液サラサラを心がけましょう。
引用参考図書
「What is中医ダイエット」 (株)サイバースリー