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排卵障害

掲載日:2009.09.09

排卵障害

赤ちゃんを産みたいと思う時、一番気になるのは「排卵」がきちんとあるかなと言う事ですね。女性側原因の不妊症の25%は「排卵障害」と言われているんです。

排卵障害とは・・・

基礎体温表が低温期、高温期と二相性になっていない場合です。ただし二相性になっていても排卵はしてないケースもあるから 原因を調べるため病院の検査も必要です。

排卵障害の原因

  1. 性腺刺激ホルモン分泌異常
  2. 卵巣機能低下
  3. 高プロラクチン血症
  4. 多のう胞性卵巣症候群
  5. 黄体機能不全
  6. 黄体化未破裂卵胞

などがあります。

原因が分かれば西洋医学による治療法や漢方薬によって改善することがきます。排卵がスムーズになることは妊娠には不可欠ですね。


「排卵」のメカニズムを見てみましょう。

〓卵胞が目覚めます。

卵巣の中には生まれた時から数百万個の原子卵胞として、卵巣の中に蓄えられているんです。思春期になって月経がはじまる頃、脳下垂体からのFSHホルモン分泌を受けて、5〜6個がニョコニョコと目覚め出してそれが発育卵胞と言われます。

★中医学周期調節法の考え方

ストックしていた卵を芽生えさせるわけです。卵巣が溌剌と元気でなくてはいけません。 卵巣に栄養と元気を与え血流を良くすることが大切です。そういう目的の漢方薬を使います。

〓卵胞が1個選ばれます。

さらにその5〜6個の発育卵胞のなかから選ばれた1個が成長し始めます。これが主席卵胞と言われます。他の卵胞はしぼんでいきます。(時々2個成長成熟し2杞とも受精の時には双子です。)

★中医学周期調節法の考え方

この時期は主席卵胞を育てる為に卵巣の気血を整え 卵巣環境を良くする漢方薬を使います。

〓卵胞が成熟します。

約2週間かかって成熟。約20mmの大きさになります。成熟する日数は人それぞれ違いますが、極端に早いのも遅すぎるのも良くないです。

★中医学周期調節法の考え方

この時期は「補腎薬」を使ってしっかり完熟した卵胞を作るのを目指します。卵胞ホルモンを支える漢方薬です。

〓いよいよ排卵

卵胞が完熟すると脳下垂体の黄体化ホルモンが分泌され卵胞の中の卵子は卵巣の壁を破り飛び出します。これが排卵です。ものすごいエネルギーが必要だと思いませんか。

★中医学周期調節法の考え方

この時期は 低温期から高温期になる時期。卵胞ホルモンから黄体ホルモンへ転化する時期「活血」剤を使ってスムーズな排卵をするようにサポートします。妊娠を一番しやすい時期です。排卵がいい状態であるかは大切なポイントです。

〓卵管采が卵子をキャッチ

卵巣から腹腔内に飛び出した卵子は卵管采にキャッチされ、卵管のなかに取り込まれます。

〓卵子が飛び出した後の卵胞は黄体へ

卵子が出て行った後の卵胞は黄体となります。ここから黄体ホルモンが分泌され、受精卵が着床しやすいために子宮内膜を温かいふかふかにします。(受精しないと黄体ホルモンは出なくなり内膜はしぼみ月経が始まります。

★中国医学漢方周期調節法の考え方:

この時期は受精卵が着床しやすいように子宮内膜が温かくふかふかになるような黄体ホルモン分泌の時期です。漢方薬は「補腎陽」と言ってその黄体ホルモンを支える漢方を使います。

排卵障害は過激なダイエット、ストレス、甲状腺機能障害、抗ガン剤投与などの場合も起こります。また基礎体温表を見て排卵が良く分からないという方、排卵が早い、遅いの方 も要注意です。良い卵を排卵させるため中医学による漢方周期調節法はとても役立ちます。!!

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