着床を成功させるためには。
掲載日：2012.02.17
着床を成功させるために。
まずは、排卵から着床のメカニズムをご説明します。
卵は、月経期が終わるころから卵巣の中で育ちはじめます。
ある程度の大きさになると、排卵します。それが排卵期です。
排卵して卵管采にピゥクアップされた卵子と精子が合体すると
受精が成り立ちます。受精から着床まで卵管で大きくなる。
受精卵は、
2分割→4分割→8分割→16分割・・・→桑実胚→胚盤胞
というふうに卵管のなかで発育しながら
子宮に戻ってきて着床するわけです。 （上の図をご参考に。）
受精卵は5日間ぐらいかかってきて子宮に戻ってきて着床するわけですが、
着床するときには基礎体温の高温期の真ん中ぐらいで着床します。
その時には黄体ホルモンがピークになっています。
子宮内膜が十分に厚くなっていて着床させるわけです。
子宮内膜が十分に厚くなっていて着床させるわけです。
そこでちょっと考えてみましょう！
体外受精のとき4分割〜8分割胚で子宮に移植しますね。
本来ならその分割胚は、もともとは子宮の中ではなく卵管の中にいるはずです。
体外受精ではいきなり子宮の中に入れるわけですのです。
そういう影響は「体外受精が１００％成功ではない」という理由の一つであります。
その中でも胚盤胞移植は、自然に近い状態で子宮の中に入っていく移植ですから
妊娠率は上がるわけですね。
自然妊娠の場合、受精卵（赤ちゃん）は受精してから着床まで
卵管を通りながら母体（ママ）と対話します。
「今ここまで分割しているよ」
「もうすぐ子宮につくけど準備が出来ていますか？」
など情報交換します。
母体（ママ）の方は情報を受けながら、
内膜の状態を整え受精卵のベッドをフカフカにして着床の用意をしておくわけです。
もしまだ用意できていない時に受精卵が入ってきたら、
当然居こごちが悪くて着床できません。
またフカフカのベッド（内膜）を用意していたけれど、
なかなか受精卵来なくて、ママの方は待っても待っても来ない時には
もう着床の情熱が冷めてしまいます。
着床のタイミングは本当に大事です。
自然妊娠の時にはうまく受精卵と母体（ママ）の対話がありまして、
情報交信ができて調整しながら着床させようとする方向へ向かうのです。
体外受精の場合、やはり着床させるタイミングは難しいです。
ですから、受精卵も良好・子宮内膜も良好なのに、着床しないという事になります。
着床率を上げるには、着床因子を活性化させるには、まずは何と言っても
母体（ママ）のホルモン状態を整えて、安定させていなければなりません。
着床させたいと願うなら、まずは基礎体温がきちんと整うよう漢方薬などで
体質改善をなさることをお勧めいたします。
そしてホルモンを整えて着床因子を活性化させるようなサプリメントもいろいろあり、
生殖医療センターなどでもお勧めされることがあります。
そういうサプリメントもうまく活用なさることもお勧めいたします。
＜不妊治療をサポートするサプリメントのご紹介＞
★ファイトロゲン
（麹菌発酵大豆胚芽抽出物イソフラボンAgLyMax）
ニチモウバイオティックス株式会社のイソフラボンが、
東京医科大学産婦人科教室や 武庫川女子大学で
不妊治療への有効性を確認したとの報告がなされています。
詳しくは、ニチモウ株式会社ホームページをご覧ください。
★グリスリン
（マイタケ加工食品）
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株式会社サン・メディカSMのグリスリンは、
不妊治療専門クリニックの先生たちもお勧めになるサプリメントです。
グリスリンについてもっと知りたい方は、
「ジネコ 検索」をチェックしてみてください。
◆シベリア霊芝茶
イスクラ産業株式会社のチャガ（シベリア霊芝）は、
赤ちゃんが欲しい方の体質を整えるためのサプリメント
として活用されています。
図解参照 ： 医学書院『不妊治療ガイダンス第3版』
